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2008年3月
お墓は私たちの心の「原点」であり、「心の拠り所」
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| 団塊世代が還暦になり、次々と定年退職を迎えている。父母を看取る世代でもあり、また自身の死についても考え、お墓について真剣に考える世代でもある。主にそうした団塊世代に向けた「想いをこめた 新しいお墓づくり」(四六判 全192ページ 定価=1,050円/税込)が、現代書林から3月20日発刊される。 著者は日本だけでなく世界のお墓事情にも精通した「お墓博士」として知られる吉田 剛氏。全国の優良石材店のネットワーク組織「中間法人 全優石」(全国優良石材店の会事務局・東京都品川区上大崎3-8-5)の会長である。 前書きで著者自身の立場を説明する。「お墓に関する本はたくさん出回っていますが、学者による学術研究の専門書か、しきたり、慣例を網羅したハウツー本、あるいは墓相などの眉をひそめたくなるような類書が多いようです。私は学者でも研究者でもありませんが、四十数年にわたってお墓づくりに関わってきて、お墓の持つ意味、お墓に対する人々の意識の変化などを実感してきました」。 消費者のお墓意識を探る各種調査の実施、各地のお墓づくりの実情把握、毎年春秋のお彼岸シーズンに実施するフリーダイヤルによる「お墓何でも電話相談」、「ニューデザインお墓写真コンテスト」の公募、年間20回前後日本各地で巡回開催する「お墓講座&相談会」など、消費者や石材店と密接に関わってきた経験、知識をもとにした「絶対に後悔しないための建墓のポイント」が本書の特徴。最近増えている「お墓の引越し」(改葬)についても、詳しく分かりやすく説明する。 お墓づくりにあたっては、「自分はなぜお墓を建てるのか、このお墓は自分や家族にとってどんな意味があるのか、そういうことをきちんと考えたうえでお墓づくりを行えば、心のこもったお墓ができるはずです。また、建てたあとも、そのお墓に対する思いがより深くなってくるはずです」と説く。 「人はなぜ、お墓を建てるのか」に始まって、「お墓って、いったい何なのだろう」、「新たに墓地を購入するための基礎知識」、「お墓は亡き人々の心のモニュメント」、「良心的な石材店を見つける安心のお墓づくりを」、「お墓をどうお守りしていくか」と続く。 お墓とは「供養」と同時に、今生きている私たちの心の「原点」であり、「心の拠り所」であると語る。「お墓に眠る両親や祖父母を深く想い、育ててもらった恩に感謝する。その恩を自分の子供たちにも伝える。そして、いまの自分の生きかたを報告し、これからどう生きるべきかを問いかけながら考える。素直な気持ちでそれができるのがお墓です。亡くなった人との語らいの場所、心から泣ける場所、心の支えを求める場所。ひと言でいえば、残された者の心の拠り所、それがお墓といってもいいでしょう。」 信じがたい事件や社会現象が頻発する今こそ、お墓の持つ意味をもう一度、深く考え直す時ではないかと問いかける。 |
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